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シャムロックがオススメする、赤ちゃん筆とは?

初めて赤ちゃんの髪を散髪する人へ「赤ちゃん筆」の製作をご提案したいと思います。

 

赤ちゃんの筆?

と思われる方も中にはいらっしゃると思います。

 

赤ちゃんの髪で作るのは知識としては知っているけどという方、

そもそも赤ちゃん筆って聞いたことがある人はどれくらいいらっしゃるでしょうか?

あまり耳にしたことがないという人も案外多いのではないかとも思います。

 

古来より産まれた子が「健康的で長生きするように」、「頭脳明晰であるように」などの考えから赤ちゃんの髪の毛から作られた筆、簡単に言えば「胎毛」で作られたものを赤ちゃん筆と呼びます。

 

 

「胎毛」とは母親の体内で成長してる過程で赤ちゃんを守るために生えてくる産毛のことを指します。

胎毛は新生児特有のもので、まだ散髪をしたことのない胎毛でなければ赤ちゃん筆を作ることが出来ません。

作れるタイミングは「人生において一度きり」ということになります。

赤ちゃん自身においては「お守り」であり、ご両親からすれば我が子の健康を祈る贈り物で産まれたときの感動を蘇らせる宝物と呼べる代物にもなるようです。

 

 

赤ちゃん筆の話をしてきましたが別の呼び方もあります。

別称としては「胎毛筆」や「誕生記念筆」などが挙げられ、こちらは名前から少し想像がつきやすいかもしれませんね。

女の子であればひな人形、男の子であれば鯉のぼりのように出産のときの贈り物や引き出物として、最近では作られる方も増えてきているようですよ。

 

具体的にはどのくらいの長さが必要で、いつ頃までの毛髪なのだろうと思いますよね。

 

社会的通念上、言われている赤ちゃん筆に必要な長さは、およそ5㎝以上であるといわれています。

量にすると束ねた際に8mmくらい(鉛筆ほどの太さ)が必要とされています。

 

必要な長さと量があれば、生後数ヶ月で作ることもできるし、2,3年待って作ることもできます。

ただ注意が必要で、一度でも髪を切ってしまうと作れないということと、一般的に髪の生え変わる周期は4年とされているため、4歳までには作らなくてはいけません。

 

ですので、髪をちょっと揃えようかしら?なんて思ってご自分で切ってしまってはダメですよ。

 

この点だけを注意し念頭において、ぜひ赤ちゃんの筆を作られてみてはいかがですか?

 

シャムロックでは、大切な赤ちゃんの筆を作るための髪を散髪させていただきたいと考えています。

一生に一度きりのタイミングを大切に、赤ちゃんへ贈り物として贈ることができたら良いですよね。

 

当店で赤ちゃんの筆を作る髪を切る際は、ご予約時にその旨をお伝えください。

SHAMROCK